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Nairobi Residence 2011

Nairobi Residence 2011

公募で選出された日本人アーティスト2名、東明と松原慈が、ナイロビの各地区で1ヶ月間にわたり、地域住民と協働して、制作と展示を行なった。アーティストたちが独自の視点と感覚で、自らのフィールドを発見し、制作活動を通して地域と新たな関わりを築いた。

Nairobi Sticks(東 明)

東明が家具ジュアカリ工房群の一角にて公開制作を行なった。完成した作品は東の帰国後も家具職人たちの休憩所として設置されたままとなった。

教会でパラシュートを飛ばすワークショップ(東 明)

東明がペンテコスタル教会にて子どもたちと一緒に、ナイロビで見つけたゴミ袋とカーテンから創作したパラシュート作品を飛ばした。

STRA: Billboard(松原 慈)

松原慈がケニア人アーティストOtieno Kotaとのコラボレーションで、キベラ地区の巨大な広告塔に白い布をつり下げ、キベラの日常を映した写真を投影した。

STRA: Newspaper(松原 慈)

松原慈がナイロビで体験した個人的な思い出にもとづいて、既存の新聞を作り替えて印刷し直し、道ばたの新聞スタンドで新聞売りのように販売した。

アーティスト略歴

東 明(ひがし あきら)

東 明(ひがし あきら) 画像

1974年広島県生まれ。京都府在住。1998年京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大学の卒業作品が京都市長賞を受賞。観客がユーザーとして直接に関わることで成立し、観る人との関係がそのつど新しく形成される作品を制作する。普段の生活世界の側面のひとつに形を与え、すくい上げることを試みる。枝や布、ビニールなど身近にあふれている素材を利用して構築物を作る。近年の主な展覧会に、「bed」(個展、アートスペース虹、京都、2002)、「華、踊ル-dances de la fleur」(秋吉台国際芸術村、山口、2009)、「きょう・せい」(@KCUA、京都、2010)ほか。レジデンスプログラム「フォース・オブ・ネーチャー」(ノースカロライナ、2006)に参加。

http://akirahigashi.com/

松原 慈(まつばら めぐみ)

松原 慈(まつばら めぐみ) 画像

Photo: Bianca Codognet

1977年東京都生まれ。東京都在住。2002年よりassistant共同主宰。2003-05年英国在住。2004年ロンドン大学バートレット建築学校MA修了。建築スタジオassistantでの活動と個人による作品制作を行う。建築を土台に、インスタレーション、パフォーマンス、テキストなどの手法を交差させ、存在/不在のバランスを問いかける。近年の主な活動に、assistantとして「SD Review」入選(2010)、日本科学未来館展示空間設計(2009)、個人として「PUBLISHED」(個展、Art Center Ongoing、東京、2009)、「Emporium」(Museo Leonardo da Vinci、ミラノ、2009)、ラゴス市プロジェクト(国際交流基金助成、2009)ほか。

http://megumimatsubara.com/

アーティストの公募概要 画像

アーティストの公募概要は、以下のファイルをダウンロードしてご覧ください。

file1(PDF)

file2(PDF)

レジデンス実施期間:2011年3月1日(火)~3月31日(木)

  • 主催:西尾工作所ナイロビ支部
  • 助成:国際交流基金
  • 協賛:株式会社HRインスティテュート
  • 後援:日本学術振興会ナイロビ研究連絡センター
  • 協力:Nairobi Arts Trust/ Centre for Contemporary Art of East Africa

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NAIROBI ART PROJECT